【2026年最新】輸入税金の支払いが便利になる!リアルタイム口座の申し込みから使い方について徹底解説

【この記事はこんな方におすすめです】
  • 中国輸入を始めたばかりで、税金支払いの流れが分からない方
  • 通関時の立替手数料や支払い遅延に悩んでいる方
  • 輸入代行業者に任せきりで仕組みを理解したい方

中国輸入をはじめとする国際貿易において、意外と見落とされがちなのが「輸入税金(関税・消費税)」の納付プロセスです。 「商品が日本に到着しているのに、税金の支払いが遅れて通関が切れない」「通関業者への立替手数料がもったいない」――そんな悩みを抱えていませんか?

本記事では、輸入ビジネスの加速に不可欠な「リアルタイム口座(ダイレクト方式)」について、中国輸入代行のプロフェッショナルである「ラクット!」が、仕組みから開設手順、現場での活用ノウハウまでを徹底解説します。

目次

リアルタイム口座とは

リアルタイム口座(リアルタイム口座振替方式)とは、輸入申告のタイミングに合わせて、関税や消費税などの輸入税金を指定した金融機関の口座から「即時」に引き落とす仕組みです 。

従来、輸入時の納税方法は「納付書による銀行窓口払い」や「ネットバンキングでの都度払い」が主流でしたが、リアルタイム口座を利用することで、NACCS(輸出入・港湾関連情報処理システム)と銀行口座が連動し、自動的かつ即座に納税が完了します

なぜ中国輸入業者に必要なのか

特に回転率(スピード)が命である中国輸入において、リアルタイム口座は強力な武器となります。従来の納付方法には以下の課題がありました。

  • 課題①:手続きのタイムラグ 電子納付であっても、納税者が輸入申告ごとに納付指示を行う手間があり、その分だけ許可が下りるのが遅くなります 。
  • 課題②:貨物の滞留リスク 入金確認が取れるまで輸入許可は下りません。納付が遅れると、貨物が保税地域に留め置かれ、配送遅延や高額な保管料(デムラージュ等)が発生するリスクがあります 。
  • 課題③:コストの増大 通関業者に税金を立て替えてもらう場合、数%の「立替手数料」が発生し、利益を圧迫します 。

リアルタイム口座を導入すれば、申告と同時に支払いが完了するため、貨物の即時引き取りが可能になり、立替手数料もゼロにできます

リアルタイム口座ご利用のメリット・デメリット

導入前に、メリットだけでなくデメリットもしっかり把握しておきましょう。

リアルタイム口座導入前後の輸入税金支払いと通関スピードの比較図

メリット

納付手続きの完全自動化

輸入申告の際に都度納付手続を行う必要がなく、リアルタイム口座を利用することで、自動的に関税や消費税が処理されます。

煩雑さの軽減:個別の申告ごとに納付指示を行う手間が省けるため、事務作業の負担が減少します。

迅速な貨物引取:支払いが即時処理されるため、貨物の早期引き取りが可能となり、業務のスピード感が向上します。

コスト削減

立替手数料の不要化:通常、立替手数料が発生するケースがありますが、リアルタイム口座ではこれを不要とするため、コストを抑えることができます。

有利な納付方法の選択:ダイレクト方式の口座振替契約を活用し、輸入申告時に最も有利な納付手段を選べる柔軟性があります。

セキュリティと利便性の向上

現金不要:現金を持ち運ぶ必要がなくなるため、安全性が確保されるだけでなく、利便性も高まります。

口座残高の迅速対応:万が一、口座不足が発生しても、一般口座を利用して残高を追加すれば、すぐに納付を再開することが可能です。

デメリット・注意点

  1. 導入までのリードタイム 申し込みから利用開始まで、コード取得を含めると約1ヶ月かかります 。急ぎの案件がある場合は注意が必要です。
  2. 残高管理のシビアさ 口座残高が不足していると即エラーとなり、輸入許可が下りません 。

リアルタイム口座の開設に必要な条件と事前準備

リアルタイム口座の開設には、事業形態(法人・個人)に応じた「コード」の取得が必要です。

必要なコード(ID)の取得

申請者区分必要なコード取得方法・備考
法人法人番号国税庁から指定された13桁の番号を使用します。
※既存の輸出入者コードを更新せず放置するとデメリットが生じる場合があるため確認が必要です。
個人事業主輸出入者コードJASTPRO(日本輸出入者標準コード管理機構)への登録が必要です。

法人のお客様は法人番号のみでリアルタイム口座を開設できますが、現在保有している輸出入者コードの更新を行わない(削除する)場合にはデメリットが発生します。詳しくはこちらをご参照ください。

輸出入者コードの役割

  • 通関業務の効率化
  • 税金納付の管理
  • NACCS(輸出入・港湾関連情報処理システム)での取引記録の一元化

必要書類の準備(コピーを用意)

申請時に提出する書類は以下の通りです。

必要書類(全てコピーを用意)法人個人事業主
(屋号で登録)
どれか1つ運転免許証
マイナンバーカード
パスポート
※顔写真、氏名が記載されているページ
保険証書
どれか1つ法人番号指定通知書
法人番号公表サイトのプリント
輸出入者コード 
どれか1つ住民票に記載のある氏名と
屋号が記載されている開業届
青色申告承認申請書
法人印鑑証明
※発行後6ヶ月以内
住民票
※発行後6ヶ月以内・マイナンバーの記載がないもの
登録手数料(6,600円)

登録はすべてWebから申請
入金確認後、最短即日で審査完了。翌日に登録住所へ「登録完了のお知らせ」を郵送。
有効期間は3年間。変更や更新手続きが必要な場合があります。

申請〜利用開始までの具体的ステップ

申し込みは「Web申請」と「郵送」のハイブリッドで行われます。全体の目安は約2〜3週間(コード取得期間を除く)です 。

STEP 1:対応金融機関の確認

ご利用の銀行がリアルタイム口座に対応しているか、NACCSセンターの公式サイト(PDF一覧)で確認します 。未対応の場合は新規口座開設が必要です 。

    STEP 2:NACCS掲示板からWeb申請

    NACCS掲示板にアクセスし、申込Webフォームに必要な情報を入力します。入力後、申出書のダウンロードURLが送付されます 。

    申込みはこちらです

    STEP 3:申出書の郵送

    ダウンロードした申出書を印刷し、必要書類を添付して下記へ郵送します

    送付先: 〒105-0013 東京都港区浜松町1丁目3番1号 浜離宮ザタワー事務所棟 輸出入・港湾関連情報処理センター株式会社 システム運用部利用契約課 宛

    ※NACCSセンターで受領されるまでに約2~3週間必要。

    STEP 4:登録完了と通関業者への通知(最重要)

    登録完了通知がメールで届いたら、必ず**通関業者(または代行業者)**へ以下の3点を伝えてください

    1. 金融機関コード(4桁)
    2. 支店コード(3桁)
    3. 口座番号(7桁) 通関業者がこの情報をシステムに登録することで、初めて自動引き落としが可能になります 。

    リアルタイム口座の申請については、NACCS掲示板やJASTPROの公式サイトより詳しくご確認いただけます。
    NACCSS掲示板

    実務での使い方(通関・残高管理)

    リアルタイム口座は、輸出入手続きで必要な税金や手数料を即時に金融機関の口座から引き落とす仕組みです。迅速で効率的な税金納付を実現するため、NACCS(輸出入・港湾関連情報処理システム)と連動しています。

    さらに、通関時以外でも以下の用途で広く活用できます。

    輸入申告前の「残高確認」

    通関業者から「本日、輸入申告を行います」と連絡が来たら、すぐにアプリやネットバンキングで口座残高を確認します 。 輸入税金の見積額ギリギリではなく、為替レートの変動や予期せぬ手数料を見越して、余裕を持った金額を入金しておきましょう。

    自動引き落としと輸入許可

    通関業者がNACCSで申告操作を行うと、自動的に口座から税金が引き落とされます。

    お客様側での振込操作は一切不要です。 即時処理されるため、最短で貨物の引き取りが可能になります 。

    取引履歴の確認

    引き落とし結果は即座に口座の取引履歴に反映されます 。これにより、資金繰りの管理や経理処理もスムーズに行えます。

    よくあるトラブルと注意点

    もっとも注意すべきは「残高不足による輸入許可の保留」です。

    もし口座残高が不足していると、引き落としができず、税関システム上でエラーとなります

    • 結果: 輸入許可が下りず、貨物は港から搬出できません 。
    • 対応: 急いで口座に入金し、通関業者に再処理を依頼する必要があります。このタイムロスが、納期遅れの原因となります。

    中国輸入では納期のスピードが利益に直結します。 リアルタイム口座は非常に便利ですが、「残高管理」だけは徹底するようにしましょう。

    まとめ

    リアルタイム口座は、輸入申告と同時に税金の支払いを完了させることで、通関の遅延や立替手数料といった輸入実務上のリスクを大きく軽減できる仕組みです。

    特に中国輸入のようにスピードと回転率が求められるビジネスでは、税金支払いの安定性が、そのまま納期・コスト・利益に直結します。
    一方で、口座開設手続きやNACCS登録、残高管理など、正確な運用が前提となる点には注意が必要です。

    リアルタイム口座を正しく理解し、実務に合った形で活用することが、輸入業務全体の効率化と安定運用につながります。

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