中国OEM代行でオリジナル商品を作ろう！中国輸入・OEM代行ガイド

OEMの基礎知識

OEMとは、Original Equipment Manufacturerの略で、日本語では「相手先ブランド製造」という意味です。簡単にいうと、他社のブランド名で商品を製造することです。

OEMには、大きく分けて二つの形態があります。

ブランド側がメーカーに製造を委託する

ブランド側が商品の仕様を決定し、メーカーはその仕様に基づいて製造を行います。完成品の所有権はブランド側にあります。中国輸入ビジネスにおけるOEMのほとんどはこの形態です。

メーカーが商品を企画し、ブランド側に提案する

メーカー側が商品を企画・開発し、ブランド側に提案します。ブランド側は製造を委託することで、商品開発にかかる時間や費用を削減できます。

OEMは、ブランド側、メーカー側双方にメリットがあるため、さまざまな業界で広く活用されています。

中国OEMでオリジナル商品を制作するメリット

中国OEMを利用することで、さまざまなメリットを得られます。こちらでは主なメリットを解説します。

低コストで商品開発が可能

中国には人件費や材料費が安価な工場が多く存在するため、日本国内で生産するよりも低いコストで商品開発ができます。

小ロット生産に対応できる

大量のロットが難しいスタートアップ企業や個人事業主にとって、小ロット生産に対応できる中国OEMは魅力的です。

自分のブランドを構築できる

独自のデザインやロゴを商品に取り入れることで、他社製品との差別化を図り、ブランドイメージを確立できます。

独自商品で競争優位性を築ける

独自のアイデアを形にした商品は、市場に新しい価値を提供し、競合他社との差別化を実現できます。

ニーズに合わせた商品開発が可能

消費者のニーズを捉えた商品を開発することで、市場の需要を獲得しやすくなります。

これらのメリットを活かすことで、ビジネスの成功を加速させることが可能です。コストを抑えながら、他社とは違うオリジナリティあふれる商品展開を実現しましょう。

なぜ中国OEM代行を利用するのか？

中国でのOEM生産は魅力的ですが、言葉の壁や商習慣の違いなど、さまざまな課題が存在します。これらの課題を解決し、スムーズなOEM生産を実現するために、中国OEM代行会社を利用するメリットは多数あります。主なメリットは以下のとおりです。

語学の壁を解消

中国語でのコミュニケーションは、日本人にとって大きなハードルです。代行会社は、中国語に精通したスタッフが工場との交渉や契約、生産管理など、あらゆる場面での円滑なコミュニケーションをサポートします。

工場との交渉をスムーズに

中国の商習慣や法規制を理解していないと、工場との交渉は難航する可能性があります。代行会社は現地の事情に精通しているため、スムーズな交渉を実現し、お客様にとって有利な条件を引き出すことができます。

品質管理を徹底

製品の品質は、ビジネスの成功を左右する重要な要素です。代行会社は工場での品質管理を徹底し、日本側の基準を満たす高品質な製品の生産を確保します。検品や品質検査なども代行します。

納期管理の負担軽減

生産の遅延は、ビジネスに大きな損失をもたらす可能性があります。代行会社は、工場との綿密な連携により納期管理を徹底し、予定通りの納品を実現します。

トラブル発生時の対応をサポート

海外との取引では、予期せぬトラブルが発生する可能性があります。代行会社は、トラブル発生時にも迅速かつ適切に対応し、お客様のビジネスを守ります。

これらのメリットを享受することで、お客様は中国OEM生産に伴うリスクや負担を軽減し、コアビジネスに集中することができます。

1．商品企画・開発

まず、どのような商品を開発したいのかを具体的に考えます。

• ターゲット：誰に向けて販売するのか？
• ニーズ：市場の需要はあるか？競合商品は？
• 商品の特徴：他社製品との差別化のポイントは？
• 販売価格：いくらで販売するのか？
• 必要な機能・素材：どのような素材や機能が必要か？
• デザイン：どのようなデザインにするのか？
• 販売方法：どこでどのように販売するのか？（ECサイト、実店舗など）

この段階で、具体的なイメージや仕様を固めておくことが、後の工程をスムーズに進める鍵となります。

2．発注するOEMメーカーを選ぶ

商品の製造業務を委託するOEMメーカーを選定します。OEMメーカーの選定ポイントは、以下のとおりです。

• 生産能力：必要な生産量に対応できるか
• 専門性：製造したい商品に特化した技術や設備を持っているか
• コスト：提示された見積もりが予算内か
• 納期：希望納期に対応できるか
• 品質管理体制：安定した品質を維持できる体制が整っているか
• コミュニケーション：円滑な意思疎通が可能か

ラクット！では、10年以上中国国内通販商品の仕入れに精通しているスタッフがお客様のご希望を伺いながら、生産可能な工場をリサーチ・ご提案いたします。

3．打ち合わせを実施

選定したOEMメーカーに問い合わせを行い、初回の打ち合わせを設定しましょう。

打ち合わせでは以下の項目について具体的に伝え、認識の齟齬がないようにしましょう。事前に検討し、考えをまとめておくことで、スムーズな打ち合わせにつながります。

• 製品情報：作りたい製品の内容、イメージ、ターゲットとする顧客像
• 数量：希望するロット数
• 納期：希望納期
• 予算：想定予算

OEMメーカーは、これらの情報に基づいて製品の価格や製造スケジュールなどの見積もりを提示します。見積もりの内容だけでなく、提示の方法が丁寧であるか、見積もり以外にもさまざまな提案をしてくれるかといった点も、OEMメーカー選定の重要な判断材料となります。優良なOEMメーカーは顧客のニーズを深く理解し、多角的な視点から最適な提案をしてくれます。

4．サンプル品を確認

提示された見積もりや提案内容に納得したら、サンプル品の作成を依頼しましょう。サンプル品は、実際に製品の品質や仕様を確認するための重要なステップです。仕上がりのクオリティはもちろん、サイズ感や使い心地、耐久性など、細部にわたって入念にチェックしましょう。

もしサンプル品に問題点が見つかった場合はOEMメーカーと協議し、改善を重ねて理想の商品へと近づけていきます。納得のいくサンプル品が完成するまで、しっかりと確認作業を行いましょう。

5．発注する

サンプル品に納得がいったら最終見積もりが出され、問題がなければいよいよ発注です。発注時には数量、納期、価格などを改めて確認し、契約書を締結します。

契約書には、製品の仕様や品質基準、支払い条件などが明記されているため、しっかりと内容を確認しましょう。発注後のトラブルを防ぐためにも、契約内容の相互理解は非常に重要です。発注後はいよいよ生産開始となります。

6．出荷・納品

完成した製品は、厳格な品質検査を経て梱包・出荷されます。

ラクット！では、輸送・通関手続き、国内配送まで、責任を持って対応いたします。