Amazon FBA新規必読:商品ラベル・配送ラベルのサイズ、貼り方、注意点まとめ

Amazon.co.jpでFBAを始めたばかりの方は、最初に「バーコード/ラベル貼付」の工程でつまずいてしまうケースが少なくありません。
日本の倉庫は処理スピードが非常に速く、ルールの運用も厳格なため、ラベル貼付に関するわずかなミスが、その後の手戻りや追加費用につながることがあります。

【この記事で解決できること】

  • いつFNSKUを貼る必要があるのか、また、どのタイミングでメーカーコード(JAN/EAN/UPC)を使用できるのか
  • ラベルサイズの選び方や印刷設定、正しい貼り方をどのように行えば、「納品不備」「受領拒否」「追加作業費」といったトラブルを防ぎやすくなるのか
  • ラベル貼付作業を、梱包・検品・外注先への引き継ぎフローの中にどのように組み込み、手戻りや倉庫内リスクを抑えるのか
目次

FBA バーコードと配送ラベルの基礎知識

Amazon FBAの運用において、商品をスムーズに入庫し、効率よく保管し、正確に出荷するためには、明確な識別管理が欠かせません
その中でも特に重要となるのが、「バーコード」と「配送ラベル」の2種類です。

FBA バーコードの分類:商品ラベル(FNSKU)とメーカーのバーコード

商品を特定するためのバーコードは、メーカーのバーコード(UPC、EAN、JAN、ISBNなど)」と「商品ラベル(Xで始まるFNSKUラベル)」の2種類です。

  1. 商品ラベル(FNSKU)「X00」から始まる英数字混在のコード(例:X00AB123CDE45F)で、その下に対応するCode 128形式のバーコードが表示されます。このコードが識別している対象の中心となるのは「販売者+商品」です。
  2. メーカーのバーコード(JAN/EAN/UPCなど):通常、13桁(JAN/EAN)または12桁(UPC)の数字と、その下に太さの異なるバーコードで構成されています。日本の実店舗で販売されている商品のパッケージに印刷されているバーコードの多くは、JANコードです。これらのバーコードの識別の中心となるのは「商品そのもの」であり、特定の出品者や在庫単位を識別するものではありません。

一般的に、自己発送(FBM)の場合、Amazon FBA バーコードを貼付する必要はありません。
これは、在庫をFBA倉庫に預けないため、Amazonが倉庫内のスキャンシステムでFNSKUを使って商品を識別・管理しないからです。自己発送で必要となるのは、購入者に商品を送付するための配送ラベル(送り状・伝票)です。

2026年3月31日以降、Amazon.co.jpのバーコード要件は重要な変更が行われます。新規定のポイントは、販売者の区分を区別し、それに基づいて、使用できるバーコードの種類が明確に定められている点にあります。:

  • ブランド所有者の場合:Amazonブランド登録(Amazon Brand Registry)で正式に登録済みのブランド所有者であれば、要件を満たすことを前提に、引き続き商品のメーカーのバーコード(JANコードなど)を使用して配送できます。
  • 再販業者の場合:ルールは厳格になります。仕入れた商品に、明確で標準的なメーカーのバーコードが印字されていても、2026年3月31日以降は、各商品にAmazonが生成する商品ラベル(FNSKU)を貼付しなければなりません。今回の変更で最も影響を受けるのがこの層です。
  • バーコードがない商品:バーコードが一切ない商品は、販売者の区分にかかわらず、すべて商品ラベル(FNSKU)(FNSKU)を使用する必要があります。

FBAのバーコード要件

FBA 配送ラベルとは?

配送ラベル:各輸送外箱に貼る「輸送票」です。宛先のフルフィルメントセンター住所、固有のFBA箱番号、そして大きなバーコードが含まれます。倉庫はこのバーコードをスキャンすることで、その箱に入っているべき商品と、どの貨件に属するかを即座に把握できます。各外箱の少なくとも1つの側面には、貨件ラベルを1枚、しっかりと貼り付ける必要があります。

配送ラベル要件

まとめ:FBAでは、「バーコード(商品ラベル/メーカーのバーコード)」と「配送ラベル(輸送箱IDラベル)」は“役割と貼る対象”が違い、必要条件も違います

項目商品バーコード(FNSKU/メーカーコード)配送ラベル(輸送箱IDラベル)
必須?FBAに納品する商品(1点ごと)には、スキャン可能な商品バーコードが必須です。同じ納品(出荷プラン)で送る各輸送箱(外箱)ごとに、FBA配送ラベル(輸送箱IDラベル)が必要です。
どこに貼る?各商品の外装(外箱・袋など)の平らな面に貼付します。※複数のバーコードがある場合は、誤スキャン防止のため他のバーコードを覆います。輸送箱(外箱)の側面など、平らな面に貼付します(継ぎ目・封かんテープの上は避けます)。

第1ステップ:準備作業——商品ラベル(FNSKU)を発行・取得する

Amazonにおける販売者の区分は、Amazonブランド登録(Amazon Brand Registry)でブランド所有者として登録・承認されているかどうかが重要な判断基準となります。
ブランド登録し、正式に承認されている場合、Amazonはその販売者をブランド所有者として扱います。
一方、ブランド登録が行われていない場合、システム上は再販業者として扱われるのが基本です。

出品形態別に確認:ブランド所有者/再販業者変わるバーコード要件

  1. 管理画面に入り、[設定][フルフィルメント by Amazon][バーコードの設定]へ移動します。
  2. 「メーカーのバーコード」と「商品ラベル(FNSKU)」の2つの選択肢が表示されます。
  3. ブランド所有者:希望に応じて選択できます。メーカーのバーコードを継続利用する場合は、商品がすべての条件(新品、標準JANコード付き、1つのJANコードが1つのASINに対応する等)を満たすことを確認してください。
  4. 再販業者必ず「商品ラベル(FNSKU)」を選択する必要があります。これが新規定を守るためのシステム設定の前提です。

重要:この設定の変更は、新しく作成する商品ページおよび、それ以降に作成する出荷計画にのみ適用されます。
すでにFBA倉庫に保管されている商品については、バーコードの種類が自動的に切り替わることはありません。設定を変更した後は、今後FBAに納品する商品に対して、新しいFNSKUラベルを印刷・貼付する必要があります

印刷要件とプリンター選び

設定を変更した後は、今後FBAに納品する商品に対して、新しいFNSKUラベルを印刷・貼付する必要があります

FBAの納品プランを作成したら、「商品にラベルを貼付」の工程で、AmazonバーコードのPDFファイルをダウンロードします。

FBAを始めたばかりの方であれば、最初から高価なプリンターを購入する必要はありません。
大切なのは、信頼して使える一台を選び、安定した運用の土台を整えることです。
次のポイントを意識して選びましょう。

印字品質の一貫性が保たれていること:同じバーコードを別の日に印刷しても、サイズや濃さに目で見て分かるような差が出ないことが望まれます。

印字が鮮明で安定していること:バーコードの黒線の輪郭がはっきりしており、ぼやけたり滲んだりしないことが重要です。

十分な黒の濃さがあること:黒色がしっかりと出ており、灰色っぽくならないこと。濃度が不足すると、スキャナーで読み取れないリスクが高まります。

印刷設定のポイント:

  • 印刷時に「ページに合わせる」や「拡大/縮小」を使うと、バーコードの比率が崩れて読み取れなくなることがあります。
  • 必ず「実際のサイズ(100%)」で印刷してください。
  • 事前に1枚テスト印刷を行い、読み取りを確認してから本印刷するのがおすすめです。
  • また、インクジェットは用紙によってにじみやすいため、可能であればレーザープリンターの使用がより安定します。

ラベル用紙の要件

ラベルサイズ:安全策として、商品ラベルは既存の旧バーコードより一回り大きいサイズを選び、旧コードを確実に覆うことで入庫トラブルを防ぎます。
Amazonではラベル用紙サイズに規定があります。レーザープリンターを使用する場合、以下のラベルサイズに対応しています:

用紙規格面付け数1枚のサイズ
A421面63.5mm × 38.1mm
A424面63.5mm × 33.9mm /
63.5mm × 38.1mm /
64.6mm × 33.8mm /
66.0mm × 33.9mm /
70.0mm × 36.0mm /
70.0mm × 37.0mm
A424面66.0mm × 35.0mm
A427面63.5mm × 29.6mm
US Letter30面1インチ × 2 5/8インチ
A440面52.5mm × 29.7mm

材質:マット紙の使用を推奨します。グロス紙(光沢のある紙)は反射しやすく、スキャンを妨げてしまうためです。

粘着剤:常温で十分な粘着力があり、低温(冬場の輸送時)や高温(夏場の倉庫内)といった環境下でも性能を維持できるものを選びましょう。また、剥がしたあとに糊が過度に残らないことも重要です。プラスチックやガラスなど、貼り付きにくい素材には、強粘着タイプのラベルを使用することをおすすめします。

PDFから印刷したラベルの例:

ラベルには以下の情報が必要です。

  • 商品ラベル(FNSKU): 各商品を個別に識別するためにAmazonフルフィルメントセンターで使用される識別コード
  • 商品名と商品説明
  • コンディション: 商品のコンディション

FBAに商品ラベルを使用する

第2ステップ:商品ラベル貼付の基本ルールとよくあるミス対策

これは全工程の中でも特にミスが起こりやすく、最も丁寧な作業が求められる工程です。
ラベルに不備がある場合、軽微であれば入庫の遅延で済みますが、内容によっては商品の廃棄やラベル貼付サービス料の発生につながることもあります。

ラベル貼付の原則と手順

基本原則:平らで見やすい位置に貼付すること。

優先位置:

  • 商品の外装の中で、最も広く平坦な面
  • 箱入り商品の場合:箱の正面または天面
  • ボトル商品の場合:胴体部分の側面(強く曲がった部分は避ける)
  • ソフトパック(例:ポリ袋)の場合:しわになりにくい平らな部分

梱包要件

手順に沿って作業を行うことで、ミスの発生率を大幅に下げることができます。

  1. 事前確認と準備:印刷前にFNSKUと商品を照合し、清潔な作業環境を整える。
  2. 貼付面の清掃:貼る位置のほこり・油分・水分を拭き取る。
  3. 正しく貼付:粘着面に触れず、片端からゆっくり貼り、気泡を抜いて密着させる。
  4. バーコードの確認:スキャン可能なバーコードは1つのみ。必要に応じて元のバーコードを完全に覆う。
  5. 即時チェック:貼付後すぐにスキャンし、正しく読み取れることを確認する。

よくある誤った貼付例

理解を深めるため、代表的な“悪い例”をいくつかご紹介します。

例1:損傷しやすい/機能部位への貼付

  • 具体例:ボトルや缶の封部分、パッケージのジッパーや封緘部、商品の可動部などにFNSKUラベルを貼付する。
  • 結果:輸送や搬送の過程で剥がれたり破損したりしやすく、受領時に読み取り不能となる。倉庫で「受付不可」と判断される恐れがある。
  • 正しい対処:ラベルは、商品本体または最終販売用パッケージのうち、固定されていて平坦かつ機能に影響しない非可動部に貼付する。

例2:重要表示の覆い隠し

  • 具体例:ラベルが大きすぎて、成分表示、使用方法、安全警告、賞味・消費期限、型番など、法令上または消費者にとって必須の情報を覆ってしまう。
  • 結果:景品表示法などに抵触する恐れがあり、クレームや商品削除、Amazonでの受領拒否につながる可能性がある。
  • 正しい対処:適切なサイズ(例:幅25mm)のラベルを選び、空白部分に貼付する。小型商品は、透明袋の外側に貼る。

例3:過度な曲面への貼付

  • 具体例:口紅の容器、ペン軸、小瓶のネック部分など、曲率の大きい箇所への貼付。
  • 結果:バーコードが歪んでレーザーで読み取れず、倉庫でいわゆる「幽霊在庫」(システム上は在庫があるが、実際には特定・ピックできない状態)になる。
  • 正しい対処:できるだけ曲率の小さい面を選ぶ。もしくは、曲面用の「折り返しラベル方式」(ラベルをタブ状に貼り、そのタブ部分を商品に固定)を用いる。

例4:複数のバーコードが併存

  • 具体例:元のメーカーのバーコードを覆わず、その横に FNSKU ラベルを添付し、1 商品に 2 つのスキャン可能なコードが存在する。
  • 結果:受領時に混乱が生じ、在庫帰属の誤計上やアラート発生、保留調査の恐れがある。
  • 正しい対処:転売形態では、FNSKUラベル で元のメーカーコードを完全に覆う

例5:読取不能

  • 具体例:インクジェット印刷で湿気によりにじむ、または濃度不足で線が薄い。あるいは、透明袋の内側にある商品本体へラベルを貼っている。
  • 結果:コントラスト不足や輪郭のぼやけ、プラスチック反射により読み取りに失敗。入庫が滞る主な原因の一つとなる。
  • 正しい対処:レーザーまたは感熱プリンターを使用し、印刷後に必ず読み取りテストを行う。透明OPP袋入りの商品は、ラベルを袋の外側に貼付する。

FBAバーコードの選択とラベルの貼付に関するよくある質問

第3ステップ:配送ラベルの貼付と入庫前チェック

「商品ラベル」(FNSKU/商品バーコード)を正しく処理・確認したうえで箱詰め・封をし、最後に外箱へ 配送ラベル を貼付します。

配送ラベル要件

配送ラベル作成時の注意点は商品ラベルと概ね同様で、Amazonは以下3種類の印刷オプションを提供しています。

  • 普通紙:A4用紙1枚に1ラベル
  • 無地の長方形ラベル:A4用紙1枚に6ラベル
  • 感熱ラベル紙:102 × 152mm(4 × 6インチ)

例: FBA輸送箱IDラベル

Amazon提供の「FBAパートナーキャリア」で出荷する場合、運賃計算/サイズ区分、ならびに送り状ラベルの紙仕様・形式はキャリアにより異なります。

項目日本郵便(ゆうパック)ヤマト運輸(宅急便)
送り状の印刷用紙要件普通紙(A4)普通紙(A4)に印刷した送り状は不可。提供されるA4送り状ラベル(レーザー/インクジェット等の仕様区分あり)が必要。

ヤマト公式FAQ

入庫前セルフチェックリスト

箱詰めを行う前に、最終チェックを必ず実施してください。
実物確認用のチェックリストを作成し、項目ごとに確認することをおすすめします。

  • 販売者区分:自分はどの販売者区分か、すべての商品にAmazonのFNSKUバーコードを貼付済み(またはブランドオーナーとしてメーカーコード使用)かを確認。
  • 読取性:無作為に少なくとも20%をスキャンし、100%即時に読み取れることを確認。
  • 密着性:指でラベル縁を強く擦っても、浮き・剥がれがない。
  • 表示適合:ラベルが法令で必須の情報(日本語成分、原産国、注意事項 等)を覆っていない。
  • 1対1対応:抽出検査で、FNSKUがASIN/商品説明に完全一致し、貼り違いがないことを確認。
  • 外箱ラベル:各外箱の少なくとも1側面の平面に貨物ラベルを貼付し、同一貨物の複数箱での番号(例:1 of 3、2 of 3、3 of 3)を付けると正確性が増します。※輸送中の摩耗対策として、隣接する2面に同一の貨物ラベルを貼付することを推奨します。

納品時の問題の概要

Amazon FBAのラベル工程を簡素化する方法

ラベル貼付作業が煩雑な場合や、バーコードのないバラ商品を扱う場合には、「Amazonフルフィルメント 商品ラベル貼付サービス(FBA Label Service)」や、第三者のラベル貼付サービスの利用を検討することもできます。

Amazon公式のラベル貼付サービスを利用する

出荷プラン作成時、「貼付者」の項目で 「Amazon」 を選択します。以後、未貼付の商品をそのままAmazonオペレーションセンターへ送付できます。省力化・人的ミス削減に有効で、とくにSKU数が多く在庫量が大きい場合に適します。

商品ラベル貼付サービスを受けるには、次の利用条件を満たす必要があります。

  • 特大型に分類されていないこと
  • すべてのコンディションに対応できること
  • FBA禁止商品、FBAポリシーで制限された商品、または高額商品でないこと
  • スキャン可能なバーコード(GCID、UPC、EAN、JAN、ISBN)が1つ使用されており、パッケージに記載のその他すべてのバーコードが隠されていること

Amazonフルフィルメントのラベル貼付サービス料金(消費税10%を含む)は以下のとおりです。

商品サイズ区分1点あたりの料金
小型/標準サイズ22円
大型商品51円

商品ラベル貼付サービス

ラクット!輸入代行のオプションサービスを活用する

当社では、Amazonフルフィルメントに関わる一連の業務を専門的にサポートし、公式FBAルートと比べてコストを抑えながら、サプライチェーン全体をスムーズに運用できる体制を整えています。
中国および日本に自社倉庫ネットワークを持ち、入庫・保管からAmazon FBAへの出荷、さらにはエンドユーザーへの直送までを一括でご対応しています。

ラベル貼付や通関、配送といった煩雑な作業についても、お客様が個別に対応する必要はありません。
整えられたプロセスとリソースを活用することで物流の効率化を図り、中継時の無駄や遅れをできるだけ抑えることを心がけています。

小型・大型を問わず、ラベル貼付サービスは1点あたり0.5元(SKUラベル・ロゴラベル・原産地ラベル等、ラベル代込み)。詳細はオプション費用をご参照ください。

このガイドを参考にしていただくことで、日本のFBA倉庫にもスムーズに対応できるようになるはずです。
これからの販売活動を支える、安心できる土台づくりのお役に立てましたら幸いです。皆さまの運営が順調に進むことを、心より願っております。

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