Aliexpressで商品が届かない!?原因・対処法を徹底解説【保存版】

AliExpressで商品が届かない!?原因・対処法を徹底解説【保存版】

AliExpressで商品が届かない!?原因・対処法を徹底解説【保存版】

AliExpressの遅延やトラブルから卒業して、安定した仕入れルートを確保しませんか?

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「追跡が10日以上動かない……これってもう紛失?」と、今まさに不安になっている方に向けた記事です。

近年、越境ECの利用が急速に広がる中、AliExpress(アリエクスプレス)を使って「安く仕入れたい」「気になる商品を早く手に入れたい」といった動きが活発になっています。ですがその一方で「追跡が10日以上動かない」「配達完了になっているのに手元に届いていない」といった“届かない”トラブルに不安を感じている方も少なくありません。

本記事では、そんな「荷物が届かないかも…」というモヤモヤを解消するために、まずチェックすべきポイントから、よくある遅延パターン、状況別の対処法までを分かりやすく整理しました。これを読めば「どう動くべきか」が見えてきます。

AliExpressの荷物が届かないのはなぜ?(主な原因まとめ)

越境配送では、荷物が中国から日本に届くまでに複数の拠点・事業者・手続きが関わるため、配送スケジュールが読みづらくなります。主な原因を整理すると以下の通りです。

  • 物流チェーン上の滞留:出品者倉庫→国内集荷→輸出仕分け→中継国/通関→日本国内配送…という複数ステップのうち、どこか一箇所で遅れが出ると全体に影響します。
  • 発送方法・追跡方式の違い:追跡付き標準便を使うセラーもあれば、コストを抑えるために追跡なし・混載便を使うセラーもあり、その違いが「追跡が動かない」「情報が少ない」といったトラブルを生みます。
  • 繁忙期・通関混雑・地理的変数:大型セール期(ダブルイレブン・春節前後)や天候・航空機混雑、通関での検査待ちなどが重なると、計画より大幅に遅延する可能性があります。

つまり、「いつ届くか分からない」という不確実性を前提に、配送便・出品者・発送タイミングなどを選ぶことが重要です。

AliExpressの荷物が届かないときにチェックすべき4つのポイント

荷物が遅れているとき、なんとなく不安な気持ちだけが先行してしまいがちですが、次の4つのポイントを順番に確認していくと、状況がかなりクリアになります。

  1. 追跡情報が直近でいつ更新されたか
  2. 現在表示されている地点(中国国内、日本到着、中継国など)
  3. バイヤープロテクションの残り期間
  4. セラーの対応(問い合わせに対する返信、説明の一貫性など)

この4点を押さえておけば、「何も分からずにただ不安になる」状態から、「状況を把握した上で、どう動くかを自分で決められる」状態へと近づくことができます。

AliExpressの荷物遅延でよくあるパターン4つ

遅延の原因はさまざまですが、購入者の画面上での見え方は、いくつかのパターンに分けられます。

パターン1:追跡情報が長期間止まっている

「発送済み」と表示されているにもかかわらず、追跡情報が同じ地点から動かないケースです。「中国国内の施設に引き渡し済み」「出発国を出ました」「日本に到着しました」「国際交換局に到着」などの表示で止まり、そのまま更新されないことがあります。

これは、物流会社への引き渡しが遅れていたり、繁忙期で処理が滞っていたり、最初のスキャンが行われていないなどの理由で、実際の動きが反映されていない場合に起こりやすい状況です。

パターン2:重要そうな地点で数週間止まっている

荷物がすでに日本に到着しているはずなのに「通関手続き中」と表示されたまま進まない、あるいは「国内輸送中」と出ているのに具体的な位置情報が更新されない、といったパターンです。

このようなケースでは、通関待ちの荷物が多すぎたり、日本郵便や配送会社の仕分けセンターが繁忙期に入っていたりする可能性があります。荷物自体は動いていても、システム上のステータス更新が追いついていない場合もあります。

パターン3:ステータスは「配達完了」なのに荷物が見当たらない

追跡画面では「配達完了」や「お届け済み」と表示されているのに、実際には手元に荷物がないというケースです。

これは、誤配や置き配、宅配ボックス、管理室、会社の受付、家族や同居人による受け取りなど、受け取り場所や受取人が自分以外になっていることが原因であることが少なくありません。ごくまれに、配達員のスキャンミスなどの可能性もあります。

パターン4:追跡情報がほとんどなく、予定日を大きく過ぎている

特に、非常に安い商品の場合によく使われる「追跡なしの普通郵便」や、ごく限定的な情報しか出ない配送方法では、そもそも途中経過が表示されないこともあります。その場合は、販売ページに記載されているおおよその配送目安日数を頼りに待つしかない、という状況になりがちです。

自分のケースがどのパターンに当てはまるのかを把握しておくと、その後の判断がしやすくなります。

状況別の対処法:基本的な考え方と申請のタイミング

どのパターンに当てはまるかによって、考えるべきポイントや取るべき対応の方向性は異なります。複雑な操作を覚える必要はありませんが、大まかな考え方さえ知っておけば、落ち着いて状況を見極めやすくなります。

状況まず確認すること
追跡が10日以上動かない本当に発送済みかどうか/バイヤープロテクションの残り日数
通関・国内拠点で長く止まっている最新の更新日/繁忙期かどうか
配達完了になっているが荷物がない家族・管理室・宅配ボックスなどの確認
予定日を大幅に過ぎている配送方法の種類/商品代金の金額/保護期間

基本的な考え方:バイヤープロテクションの期限を意識する

AliExpressで購入者を守ってくれる一番大事な仕組みが「バイヤープロテクション(Buyer Protection)」です。これは、商品が届かなかった場合に返金を申し立てることができる「保護期間」です。この期間内かどうかが、実際に補償を受けられるかどうかの分かれ目になります。

💡バイヤープロテクションとは?
商品が期日までに届かなかった場合に返金を受けられる、購入者を守るための重要な保護期間です。この期限の3〜5日前に対応方針を決めることがポイントになります。

もしバイヤープロテクションの期間内に商品が届かなければ、原則として全額返金を申請することができます。逆に、この保護期間を過ぎてしまうと、たとえ商品が届いていなくても、AliExpress側での補償が受けられない可能性が高くなります。

そのため、保護期間が終了する数日前になったら、「このまま待ち続けるのか」「紛争(Open Dispute)を起こして返金を求めるのか」を検討することが重要です。何もせずギリギリまで待つのではなく、少なくとも終了の3〜5日前には、どう動くかの方針を決めておくと安心です。

パターン1:発送済みなのに追跡が動かない場合

このケースでは、荷物が実際にはまだ物流会社に引き渡されていない、あるいは物流会社側で最初のスキャンが行われていない可能性があります。セラーが早めに追跡番号だけ登録し、実際の差し出しが遅れているケースもあります。

少し様子を見て、その後新しいステータスが表示されれば、荷物が本格的に動き始めたと考えられます。一方で、長期間まったく更新がない場合は、セラーに発送状況を確認し、現在どのような状態なのかを聞いてみるとよいでしょう。

🚨注意すべき行動
セラーから「もう少しだけ待ってください」と言われても鵜呑みにせず、返金を視野に入れた判断が必要になります。

パターン2:特定の地点(とくに「通関手続き中」)で止まっている場合

「中国の税関」「日本の国際交換局」「出発国からの発送完了」などのステータスで長く止まっているケースは、繁忙期の通関待ちや中継拠点での滞留が原因であることが多く、必ずしも異常とは限りません。特に日本側で「通関手続き中」と表示されている場合、荷物自体は日本に到着しており、あとは手続きが完了するのを待っている状態です。

通常は数日〜数週間のうちにステータスが動き出しますが、あまりにも長く(たとえば20日以上)同じ表示のままの場合や、バイヤープロテクションの期限が近づいている場合は注意が必要です。そのタイミングでは、セラーに状況を共有したうえで、必要に応じてOpen Dispute(紛争の申し立て)の準備を進めることも検討した方が安心です。

パターン3:配達完了になっているのに荷物が見つからない場合

追跡上は「配達完了」となっているのに、ポストや玄関先に荷物が見当たらないケースも、AliExpressに限らず国際郵便では珍しくありません。まずは、マンションの管理室や宅配ボックス、会社の受付、家族・同居人など、受け取りが行われそうな場所や人を一通り確認してみることをおすすめします。

それでも見つからない場合には、「ステータス上は配達完了になっているが、実際には受け取っていない」という事実をセラーに伝え、日本側の配送業者が残している配達記録や投函場所に関する情報がないかを確認してもらうとよいでしょう。その結果によっては、セラー・配送会社・購入者の三者間での調整が必要になる場合もあります。

パターン4:予定日を過ぎても届かない場合

AliExpressの商品ページにはおおよその配送目安日数が記載されていますが、特に安価な経済便や追跡なしの方法では、表示されている目安よりも大幅に遅れることがあります。予定日を多少過ぎたからといって、必ずしも紛失とは限りません。

とはいえ、商品代金が高額であったり、使用予定日が決まっていたりする場合には、いつまでも「そのうち届くだろう」と放置するのはリスクがあります。バイヤープロテクションの残り日数を確認し、その期限までに届きそうかどうか、セラーの説明は納得できるかどうかを踏まえた上で、「待つか、紛争を起こすか」を判断することが大切です。

次回以降、同じようなトラブルを減らすには?

一度トラブルを経験したあとは、「次は同じ目にあいたくない」という方がほとんどだと思います。ここでは、次回の注文からすぐに意識できるポイントを整理しておきましょう。

  • ① セラー選びの基準に「発送スピード」を加える
    評価スコアやレビュー件数だけでなく、「発送が早かった」「到着が遅かった」といったコメントにも目を通しておくと、極端に対応が遅いセラーを避けやすくなります。
  • ② 追跡付き配送を「安心料」として検討する
    数十円〜数百円程度の差であれば、追跡番号付きの配送方法(AliExpress Standard Shipping など)を選んだほうが、状況を把握しやすく、結果的に安心して待てるケースが多くなります。
  • ③ 繁忙期・大型セール期の利用はリスク前提で
    年末年始や大型セール(ダブルイレブンなど)の前後は、世界中から荷物が集まり、各国の物流網が慢性的な渋滞状態になります。この時期の注文は「遅れるもの」と割り切るか、本当に急ぎのものは避けるのが無難です。
  • ④ 納期がシビアな商品はAliExpressに頼りすぎない
    「この日までに絶対必要」という用途がある商品は、基本的に越境便には向きません。余裕を持ったスケジュールを組むか、日本国内のショップや、より確実な配送ルートを優先するほうが現実的です。

こうした点をあらかじめ意識しておくだけでも、「毎回ヒヤヒヤしながら荷物を待つ」という状況はかなり減らすことができます。

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まとめ

越境ショッピングにおいて「届くかどうかが読めない」というリスクは、セラーや配送会社だけの問題ではなく、国をまたいだ物流構造そのものに根ざしています。だからこそ、荷物がどこで止まりやすいか、どのようなパターンで遅延が生じるか、そして購入後いつ何を確認すべきかを理解しておくことが重要です。

一方で、本記事で紹介した「チェックすべき4つのポイント」「遅延パターン別の対応」「次回に備えるための改善策」を実践すれば、ただ漠然と待つのではなく、状況を把握しながら“自分で動ける仕組み”を持つことができます。今後も AliExpress を利用するならば、「安さだけ」を追うのではなく、「納期リスクも含めて買うかどうか」を毎回判断するスタンスがおすすめです。

この姿勢があれば、仕入れ・購入ともに「届かないかもしれない」という不安から解放され、より安心して越境ECを活用する道が開けるはずです。

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