AliExpress(アリエク)で安全に買い物する方法|個人情報を守るための実践ガイド

【この記事はこんな方におすすめです】
  • AliExpressでの買い物を始めたいが、個人情報の扱いが不安な方
  • AliExpressで住所を教えずに商品を受け取る具体的な方法を知りたい方
  • クレジットカード情報の漏洩リスクを最小限に抑えたい方

「AliExpress(アリエク)の商品は魅力的だけど、海外通販サイトに個人情報を登録するのは少し怖い」と感じていませんか?

確かに、海外のECサイトを利用する以上、国内のショッピングモールとは異なるリスク管理が必要です。しかし、正しい知識と設定さえ押さえておけば、過度に恐れる必要はありません。

この記事では、AliExpressを「安全に」「賢く」利用するために、個人情報をどう守るべきかを、具体的な手順とともに解説します。

AliExpressの安全性や評価、初心者が知っておくべきポイントについては、以下の記事でわかりやすくまとめています、こちらをご覧ください。

目次

なぜ今、AliExpressの買い物で「個人情報対策」が重要なのか

AliExpressを利用する上で、どのような場面で個人情報が関わり、なぜ国内ECとは異なる視点での対策が必要になるのかを整理します。

越境ECで個人情報が関わる場面とは

AliExpressは中国を拠点とする「越境EC(国境を越えた電子商取引)」です。商品が届くまでの過程で、あなたの個人情報(名前、住所、電話番号)は、販売者(セラー)、中国国内の物流会社、国際配送業者、日本の税関、そして日本の配送業者(日本郵便やヤマト運輸、佐川急便など)を経由します。

関わる業者が多いため、情報がどこでどう扱われるかを意識する必要があります。

国内ECとの違い(住所・決済・物流の扱い)

Amazon.co.jpや楽天市場などの国内ECと最大の違いは、「言語」と「商習慣」、そして「法規制」の違いです。 特に住所は、日本の配達員だけでなく、海外の発送担当者や税関職員が読み取る必要があります。また、決済情報の取り扱い基準も国によって異なる場合があります。

AliExpressの基本的な購入フローと個人情報の関係【要点解説】

AliExpressの購入フローの中で、どの段階で個人情報が必要になるかを示した図解

ここでは、AliExpressの購入プロセスの中で、個人情報がどのタイミングで必要になるのかを、重要なポイントに絞って確認します。

アカウント登録と個人情報入力|必須項目と最小化の考え方

登録・注文時に必要となる情報の種類

AliExpressを利用するために最低限必要な情報は以下の通りです。

  1. メールアドレス(または連携するSNSアカウント)
  2. 配送先住所(国、都道府県、市区町村、番地)
  3. 氏名(本名)※税関申告のため
  4. 電話番号

「すべて正確に書く」=「すべて開示する」ではない理由

配送先情報は「荷物が届くため」と「通関(税関を通す)ため」に正確である必要があります。しかし、それは必ずしも自宅の実際の住所をそのまま入力しなければならない、という意味ではありません。

例えば、電話番号は「連絡がつけばよい」のであり、必ずしもプライベートの携帯番号である必要はありません(IP電話番号などでも可)。メールアドレスも、普段使いのものではなく、ショッピング専用のサブアドレスを使用することが推奨されます。

重要なのは、配送や通関に必要な情報は正確に提供しつつ、それ以外のプライバシーに関わる部分については、最小限に抑える、あるいは代替手段を使うという考え方です。

この視点が、後半で紹介する実践的な対策の土台になります。

なぜAliExpressでは支払い方法の選び方が個人情報保護につながるのか

支払い方法は「手数料」だけの問題ではない

「ポイントがつくから」「手数料が無料だから」という理由だけで支払い方法を選んでいませんか? 海外サイトにおいては、「支払い情報の保存先」をどこにするかがセキュリティ上の鍵となります。

カード情報が保存・共有される可能性という視点

AliExpress自体は大手のAlibabaグループが運営しており、セキュリティ対策は講じられていますが、万が一のアカウント乗っ取りや、システム上のトラブルなどのリスクはゼロではありません。クレジットカード番号をサイト上に直接保存することは、リスクを一つ増やすことになります。

では、具体的にどの決済方法を選べばよいのでしょうか。
その判断基準については、後述する「個人情報を守るための実践的な対策」で、実際の使い分けとあわせて解説します。

【重要】AliExpressで個人情報を守るための実践的な対策まとめ

AliExpress利用時に個人情報を守るための具体的な対策を整理したインフォグラフィック

この章では、AliExpressを利用する際に、今すぐ実践できる具体的な個人情報対策を、用途別に分かりやすく解説します。

住所情報の対策|AliExpressで自宅住所を教えずに配送する方法

なぜ住所情報はAliExpress利用時に最も慎重に扱うべきなのか

メールアドレスは変更できますが、住所は簡単に変えることができません。また、住所は「生活圏」そのものであり、物理的な安全性に直結します。> 特に一人暮らしの場合、海外の出品者に自宅住所を伝えることに不安を感じる方も少なくありません。

自宅住所を避けるための3つの選択肢

1. コンビニ受取・宅配ロッカー受取(推奨) AliExpressでは、配送方法に「AliExpress Standard Shipping(アリエクスプレス標準配送)」などを選ぶことで、ファミリーマートやローソン、郵便局、宅配ロッカー(PUDOなど)での受け取りを指定できる場合があります。

自宅住所を使わずに受け取れる配送方法のイメージ
  • メリット: 出品者のラベルには店舗等の住所が記載されるケースが多く、自宅住所を直接配送ラベルに載せずに済む場合があります(※システムや配送業者によりますが、少なくとも自宅ポストへの投函や対面受取を回避できます)。

2. 転送サービス・代行・中継住所 海外配送用の転送サービスを利用する方法です。

  • メリット: 自宅住所を一切明かさずに済みます。
  • デメリット: 追加の手数料や送料がかかります。
ラクット輸入も転送サービスをサポートしています

自宅住所を使わない受け取り方法を検討している方は、
お気軽にお問い合わせください。

3. 自宅以外の住所を使う場合の注意点 職場などを受け取り場所に指定することも可能ですが、その場所の管理者に事前の許可が必要です。また、あくまで「自分が受け取れる場所」であることが前提です。

支払い情報の対策|AliExpressでカード情報を守る具体的な考え方

なぜ決済情報は漏えいリスクが高いのか

クレジットカードの不正利用は、番号、有効期限、セキュリティコードがセットで流出することで発生します。サイト側にこれらの情報を「保存」してしまうと、サイトが攻撃を受けた際に流出するリスクがあります。

実践的な対策ポイント

第三者決済を優先する 最も安全なのは「PayPal(ペイパル)」の利用です。

  • PayPalを利用すれば、AliExpress側にはクレジットカード情報は伝わりません。AliExpressに伝わるのはPayPalのアカウント情報のみです。
  • 万が一商品が届かない場合の「買い手保護制度」もPayPal側で利用できるため、二重の安心感があります。

不要なカード情報を保存しない 決済画面で「カード情報を保存する」のチェックボックスを外しましょう。毎回入力するのは手間ですが、安全性を優先するなら保存しないのが鉄則です。

越境EC用とメインカードを分ける考え方 普段の生活費決済や公共料金の引き落としに使っているメインカードは使わず、以下のようなカードを使うのがおすすめです。

  • バーチャルカード(Kyash, Revolut, Vプリカなど): アプリですぐに発行でき、使う分だけチャージする、あるいは利用時以外は機能をロックできるカードです。万が一情報が漏れても、被害をチャージ残高のみに抑えられます。

決済方法ごとの特徴や安全性の違いについては、以下の記事で詳しく整理しています。

注文時・やり取り時の注意点|AliExpressで個人情報を出しすぎないコツ

出品者・カスタマーサポートとの安全なやり取りの原則

  • プラットフォーム外での連絡を避ける: セラーから「WhatsAppで連絡しよう」「Lineを追加して」と言われても、絶対に応じないでください。AliExpressの監視外でのやり取りは、詐欺やフィッシングの温床です。
  • 不審なリンク・要求への対応方針: 「追加送料が必要だからこのリンクから払って」などのメッセージが来た場合、公式サイトのシステムを通さない支払いは無視し、カスタマーサポートに報告しましょう。

配送・追跡・トラブル対応もAliExpressの個人情報対策の一部

追跡できない配送方法が招くリスク

送料を節約するために「追跡番号なし(Untracked)」の安い配送方法を選ぶと、荷物が届かない確率が上がります。

  • 荷物が届かないと、セラーに問い合わせる回数が増えます。
  • 調査のために、改めて住所や電話番号を確認される機会が増え、個人情報のやり取りが発生します。

商品が届かない場合の具体的な対応手順については、以下の記事を参考にしてください。

安全な対応の基本ルール

  • 追跡可能な配送方法を選ぶ: 基本的には「AliExpress Standard Shipping」を選びましょう。追跡が可能で、トラブル時の補償も受けやすいです。
  • 問題が起きた場合は公式の紛争対応を使う: セラーとの個人チャットで解決しようとせず、必ずAliExpressの「Open Dispute」機能を使って、プラットフォームを介して解決してください。

配送方法や追跡の有無による違いについては、こちらで詳しく解説しています。

アカウント・アプリ設定でできるAliExpressの基本的な個人情報管理

アカウント管理のポイント

  • パスワード管理: 他のサイトと同じパスワードを使い回さないでください。
  • メールアドレスの使い分け: アリエク専用、または海外通販専用のGmailアカウント(エイリアス機能など)を作成し、メインのメールアドレスとは切り離して管理しましょう。

アプリ権限の見直し

スマホアプリ版AliExpressを利用する場合、アプリの権限設定を確認してください。

  • 「連絡先」「位置情報」「マイク」など、買い物を閲覧・注文するだけであれば不要な権限は「許可しない」に設定しましょう。写真へのアクセスも、画像検索やレビュー投稿時のみ許可するようにします。

AliExpressで失敗しない買い物は、個人情報を守ることにもつながる

実は、「トラブルに遭わないこと」こそが最大の個人情報保護になります。

  • 商品がスムーズに届けば、セラーとチャットをする必要はありません。
  • 返品や返金の必要がなければ、余計な情報をやり取りする必要もありません。

信頼できるセラー(評価が高い、フォロワーが多い)から、追跡可能な配送方法で購入すること。これだけで、個人情報が「人の目」に触れる機会を大幅に減らすことができます。「買い物成功率」を高めることは、そのまま「情報の安全性」を高めることにつながるのです。

トラブルを避けるための商品選びの考え方については、こちらで詳しくまとめています。

FAQ|AliExpressの個人情報・安全性に関するよくある質問

AliExpressの利用にあたって、多くのユーザーが疑問に感じやすい個人情報や安全性に関する質問をまとめて解説します。

1. 自宅住所を使わずに注文しても、本当に問題ありませんか?

通関手続き上、配送先には「受取人」が存在する必要があります。「偽名」や「架空の住所」は税関で止まる原因になるため絶対NGですが、受け取り可能な「コンビニ」や「宅配ロッカー」を指定する機能を使う分には全く問題ありません。

2. コンビニ受取を使うと、送料が高くなったり配送が遅れたりしますか?

基本的に、コンビニ受取は「AliExpress Standard Shipping」などの配送方法に紐付いています。この配送方法は比較的配送が早く(2週間程度)、送料も数百円程度、あるいは無料の場合が多いです。特別に高くなることは稀です。

3. コンビニ受取は紛失リスクが高い?

いいえ、むしろ逆です。店舗スタッフが管理するため、玄関先への「置き配」による盗難リスクがなくなります。また、追跡情報も確実であることが多いため、安全な受取方法と言えます。

4. AliExpressは、私の個人住所を第三者に販売・公開することはありますか?

AliExpressのプライバシーポリシー上、注文処理に必要な範囲(セラー、物流業者)以外への第三者提供は原則行われません。ただし、悪質なセラーが顧客情報を不適切に扱う可能性も、理論上はゼロではありません。だからこそ、信頼できるセラー選びや、ショッピング専用のサブアドレスの利用が有効な対策となります。

詳細については、AliExpress公式のプライバシーポリシーをご確認ください。

5. PayPalは本当に安全?

100%とは言えませんが、クレジットカード情報を直接海外サイトに入力するよりは遥かに安全です。万が一の際の「買い手保護(返金保証)」も強力なので、手数料(為替レートに含まれる場合あり)を考慮しても利用する価値は高いです。

6. 絶対に入力しないほうがよい個人情報はありますか?

「マイナンバー(個人番号)」や「運転免許証の番号」を求められることは、通常の買い物では絶対にありません(輸入通関で税関から求められる特別なケースを除く)。もしセラーからこれらをチャットで聞かれたら、詐欺を疑ってください。

まとめ|AliExpressは「避ける」より「正しく使う」ことが重要

海外通販には一定のリスクがつきものですが、それは「未知だから怖い」という部分が大きいです。

  • 住所: コンビニ受取を活用する
  • 決済: カード情報を保存せず、PayPalやバーチャルカードを使う
  • 通信: プラットフォーム外でのやり取りをしない

こうした基本を意識するだけで、AliExpressでの買い物における安全性は大きく向上します。

AliExpressは、価格や商品数の面で非常に魅力的なECプラットフォームであり、正しく使えば日常の買い物にも十分活用できます。

本記事で紹介した方法は、「使わなければならないルール」ではなく、個人情報の扱いにより慎重な方が、自分に合った使い方を選ぶためのヒントとして参考にしてください。

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事前の見極めが重要になるケースも少なくありません。

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